ショートスティに送り出すとき
正直、やっとゆっくり眠れるかな~とは思います。でも、もう介護も6年目になるというのに、子供をお泊り保育に送り出すような心配があります。いえ、子供なら泣いても騒いでもいい思い出になって、成長するだろうと思うのでまだ気持ちは楽です。
母の場合、痛くてもかゆくても言えない。動けない。家にいてこそ、ああでもない、こうでもないと色々試すことも出来ますが、施設の方にはそこまでお願いできません。
ショートの準備で一番大変なのは、そんな微妙なケアの説明をいかに簡潔に、そして、読んでもらえるように書くということです。
所定の連絡用紙はあるのですが、必ず ご挨拶も欄外に書きます。
そして、「宜しくお願いします」は、家族の祈りの言葉なのです。
塗って欲しい薬は、人体図を書き、印をつけ、薬名は色を変えてみます。見やすいかなぁと。
わずか1週間足らずでも、皮膚が弱いと何が起きたのかわからない状態で帰宅することもあります。
1週間足らずだからこそ、施設の方にも分り辛いこともあると思うのです。
物凄く、書き表すのが面倒と思っても なるべくミスを少なくするのは、家族の義務と工夫でもあると思っています。だから、簡潔にと思って箇条書きにしていてもどんどん行数が増えたりして、申し訳ないのですが、それは家族の愛だと思って欲しいのです。
私は、「歩いてるのが奇跡」と整骨院の先生に言われるほどに腰椎と頸椎に問題があります。でも、自転車も乗れますし、普通の生活(それも奇跡らしいのですが)をしています。「ヘルニアより酷い状態」らしいので、とにかく動くためには痛みを出さないことと治療は欠かせません。
以前は、「このぐらいのこと私だって出来る」と思って、力と根性でやってきたど素人介護だったかもしれませんが、今はなるべくやって頂けることはお願いすることにしました。例えば、ベッドから車いすへの移乗です。
本日も男性2人のお迎えで、お任せしました。
感謝です。それがあるから、送り出せるのです。
えっ、それって当たり前じゃないんですよ。一体誰のための介護のお仕事なの?と思うぐらい酷い施設はいっぱいあるのです。(これもまた後日に)
送り出してから、仏壇に線香、お水、お花の水を替え、手を合わせお願いします。
「どうか母が安心して、気持ちよく過ごせますように、皆さんに可愛がって貰えますように、守ってやって下さい」
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